日本航空普及協会

AGI(Ground Instructor Advanced)取得講座:Introduction

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日本航空普及協会では会員皆様にAGI資格の取得を奨励しており、少しでもAGI取得の
お役に立てるよう協会内に簡単な講座を開設したいと思います。
当初はメールによる配信の形式でご案内させていただきますが、ある程度進んだタイミングで
直接WEBページに掲載していく予定です。
先ずは、AGI資格についてご紹介させていただきます。
AGI(Ground Instructor Advanced)とは、FAA(アメリカ連邦航空局)学科教官のことです。
AGI資格は、FAA自家用操縦士免許を取得した時と同じようにコンピュータによる学科試験を
受け、それに合格するだけで取得できます(学科試験だけで実技試験はありません)。
学科試験は、AGIとFOI(Fundamentals Of Instructing)の2科目を受験します。
出題数や制限時間などは以下のようになります。
AGI:出題数100問(合格点70%) 制限時間 2時間30分
FOI:出題数 50問(合格点70%) 制限時間 1時間30分
AGIの内容は、PPL(自家用操縦士技能証明)やCPL(事業用操縦士技能証明)の学科試験と
同じようにFARやAerodynamics、Weather、Navigationなど航空に関する問題が出題されます。
一方、FOIはLaws of learning(学習の法則)やTeaching Methods(教育法)などの教育原理に
関する問題が出題されます。
以下のサイトで、AGIやFOIのサンプル問題を見ることが出来ます。
また、グランドインストラクター資格には、AGIの他にBGI(Ground Instructor Basic)や
IGI(Ground Instructor Instrument)といったものもあります。
IGIはIFR(Instrument Flight Rules:計器飛行証明)の教育を行う為に必要な資格です。
また、BGIとAGIは大きく変わりありませんが、RADIO NAVIGATION 科目については
教えることが出来ません。従いまして、BGIを受験せずに直接AGIを取得している人も多いです。
AGI受験の為の勉強で使用する教材はいろいろありますが、最低限、過去問(Written Exam
Guide)は必要かと思います。AGIとFOIの2科目について準備すると良いでしょう。
それでは、次回よりAGI及びFOIの中身(勉強内容)について述べて行きたいと思います。
(一社)日本航空普及協会
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