日本航空普及協会

航空局から小型機運航者の皆様へ(第60号:令和4年7月)

Pocket

(一社)日本航空普及協会 会員 各位

いつもお世話になっております。
大変遅くなりましたが、航空局より気象庁大気海洋部提供の下層悪天予想図(詳細版)について
お知らせがありましたのでお知らせします。
ご確認いただきますよう宜しくお願い致します。

一般社団法人 日本航空普及協会
       事務局
東京都港区赤坂9-6-28 #203
MAIL.fly@japanasa.aero
https://japanasa.aero
——————————————–

[2022年7月25日]

★下層悪天予想図(詳細版)はじめました! ~気象庁大気海洋部より~

気象庁大気海洋部です。
先日、気象庁より気象庁ホームページの「航空気象情報」のページを紹介させていただきました。今回はその際に取り上げておりました下層悪天予想図(詳細版)について詳しく紹介させていただきます。

気象庁では、小型航空機の運航をより一層支援するため、令和4年3月17日から同一都道府県内の飛行に着目した下層悪天予想図(詳細版)の提供を開始しました。従前より提供している下層悪天予想図と合わせてご利用いただくことで、「悪天となる可能性のある領域」をこれまで以上に詳細かつ効果的に把握することができます。

いずれも「航空気象情報」のページからご覧いただけます。
URL : https://www.data.jma.go.jp/airinfo/index.html
(気象庁ホームページ(トップページ)からは、「各種データ・資料」>「航空気象情報」に進んでください。)

***
従前より提供している下層悪天予想図は、北海道、東北、東日本、西日本、奄美、沖縄の6領域に対して発表しています。予想する気象要素は降水域、発雷域、乱気流域、悪視程域、雲域、気温0℃のライン、空港地点上の風向・風速です。

下層悪天予想図(詳細版)は、顕著な災害発生時の救助・救難活動などで同一府県内を飛行する小型航空機の操縦士等の方々が、運航に重要な影響を及ぼす悪天域を把握するのに有用な情報となっています。表示領域はおおむね府県単位に細分化した全国64領域とし、予想する気象要素は以下のとおりです。

●FL050付近の風向・風速
●地上の悪視程域(< 5㎞、< 1㎞)
●地上~FL200の雲域と雲頂・雲底高度
●発雷域

こちらの情報は、3時間毎に1日8回、数値予報モデルを用いて自動作成し発表しています。数値予報モデルの計算開始時刻(初期時刻)の2時間後から9時間後までの計8枚の予想図を、時間経過に沿って並べた時系列図として提供します。例えば、午前8時にホームページに掲載されている予想図(初期時刻は午前6時)では、午前8時から午後3時までの1時間毎で都道府県単位のきめ細かな天気の変化や予想を把握することができます。また、昼夜を問わず作成しますので、夜間の緊急搬送などの運航にも利用可能です。
***

最新の天気予報や下層悪天予想図でおおまかな気象状況の推移を把握いただき、下層悪天予想図(詳細版)で時間的・空間的にさらに詳細な予想を確認するといった利用方法がお薦めです。飛行計画を立てる際などにぜひご活用ください。

気象庁では今後とも、航空機の安全な運航のため、適切かつ的確な情報発表や提供に努めてまいります。
本件についてご不明な点等ございましたら、気象庁大気海洋部業務課(電話 03-6758-3900 内線 4126)までお問い合わせください。

———————————
国土交通省 航空局 安全部安全政策課
MAIL:hqt-kogataki@mlit.go.jp
TEL:03-5253-8111
小型航空機安全対策係(内線50135)
特定技能審査担当(内線50136)
~Twitter始めました~
https://twitter.com/mlit_kogataki
———————————

Top