航空局から小型機運航者の皆様へ(第53号:令和4年1月)
(一社)日本航空普及協会 会員 各位
いつもお世話になっております。
航空局より、「IMSAFE」チェックリストについて以下お知らせがありましたので
周知いただきますよう宜しくお願い致します。
一般社団法人 日本航空普及協会
事務局
東京都港区赤坂9-6-28 #203
MAIL.fly@japanasa.aero
https://japanasa.aero
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[2022年1月7日]
★「IMSAFE」チェックリストとは?
既にご存じの方も多いと思いますが、「IMSAFE」 チェックリストとは自身のコンディションが飛行するのに適しているか否かを判断する簡単で最適な
チェックリストです。「IMSAFE」には、「I’M SAFE」という意味が込められており、次の6項目のそれぞれの頭文字を取っています。
I:Illness(病気や症状)
安全な飛行を妨げる病気や症状はありませんか?
これは耳の閉塞を伴う副鼻腔の風邪から、本格的な発熱までいろいろな症状があります。日常生活では軽い病気とされるものであっても、空気の薄い
上空では航空業務に影響がある場合があります。
M:Medication(服薬)
当局によって承認されていない処方薬、または市販薬を服用していませんか?
医薬品の使用に当たっては、航空局発行のリーフレット「パイロットの医薬品の使用について」や通達「航空機乗組員の使用する医薬品の取扱いに
関する指針」を参照してください。また、航空身体検査を受ける際は、自身の服用している医薬品を正しく申告してください。
https://www.mlit.go.jp/koku/15_bf_000743.html
S:Stress(ストレス)
経済的な問題から家族や人間関係の問題まで、あらゆるものがストレスとなり、パイロットの安全性への妨げとなる可能性があります。あなたは過大な
ストレスを受けていませんか?
A:Alcohol(飲酒)
お酒の影響はありませんか?二日酔いや他の症状を含め、アルコールの「影響下」にあってはなりません。微量のアルコールでも、注意力の低下や業務の
正確性に影響することも知っておきましょう。
詳しくは航空局発行の「操縦士の飲酒基準について」を参照してください。
https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku10_hh_000148.html
また、あわせて「自家用航空機の操縦士に対する酒気帯びの有無の確認について」もご確認ください。
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000052.html
F:Fatigue(疲労)
昨夜は良く眠れましたか? 飛行に差し支えるような疲労はありませんか?
疲労は航空業務にとって致命的となる危険性があり、飛行前には体調に特別に注意を払う必要があります。
E:Emotion(感情)
感情に動揺はありませんか?
家族の死など感情を乱すような出来事があった後は、その精神状態から航空機を安全に飛行させることが不可能となることがあります。
注:Eは ”Eating”(食事)も意味します。
飛行の前に十分な食事をとりましたか?栄養のバランスや適切な水分補給も重要です。
飛行に際してのリスクマネジメントの一つとして活用し、改めて安全な飛行を心がけていただければと思います。
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国土交通省 航空局 安全部運航安全課
MAIL:hqt-kogataki@mlit.go.jp
TEL:03-5253-8111
小型機安全対策係(内線50135)
技能審査係(内線50136)
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https://twitter.com/mlit_kogataki
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