航空局から小型機運航者の皆様へ(第61号:令和4年8月)
(一社)日本航空普及協会 会員 各位
いつもお世話になっております。
国土交通省航空局よりレディオ及びRAG空港での離着陸時における「飛行場の状態に関する情報」の入手について(注意喚起)の
案内がありましたのでお知らせいたします。
下記ご確認いただきますよう宜しくお願い致します。
一般社団法人 日本航空普及協会
事務局
東京都港区赤坂9-6-28 #203
MAIL.fly@japanasa.aero
https://japanasa.aero
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[2022年8月17日]
★レディオ及びRAG空港での離着陸時における「飛行場の状態に関する情報」の入手について(注意喚起)
航空局では、飛行場管制所(いわゆる「タワー」)が設置されていない空港及びその周辺での航空機の航行を援助するため、飛行場対空援助業務(AFIS:Aerodrome Flight Information
Service)を提供しているところです。
昨今、当該業務が提供されている空港において、『機長の失念』により、航空法第99条第2項(情報の提供)に基づく「飛行場の状態に関する情報」を入手せずに離着陸を行うという事案が頻発しております。
【安全情報】
●事例1
到着機は、ダウンウィンドにて位置通報を行うことを了解した旨を応答したが、位置通報が行われることなく着陸した旨の通報が行われ、飛行場の状態に関する情報「RUNWAY IS
CLEAR」を受けずに着陸した。
●事例2
出発機は使用滑走路、気象情報の提供を受け、離陸準備完了の通報を行うことを了解した旨を応答したが、離陸準備完了の通報が行われることなく離陸した旨の通報が行われ、飛行場の状態に関する情報「RUNWAY IS
CLEAR」を受けずに離陸した。
【原因】
いずれの事例も『操縦者の失念』が原因であり、他の航空機に気をとられたり、飛行スケジュールからの焦り等が背景としてあった。
【重要】
離着陸を行う前には今一度、飛行場の状態に関する情報「RUNWAY IS
CLEAR」を受けているかの自己確認に加え、もし不明な点がある場合は躊躇なく飛行場対空援助局(レディオ)への再確認をお願いいたします。
特に、別の航空機がいる滑走路へ進入した場合には、相互の安全運航に重大な影響を及ぼすこととなり、重大インシデントとなる可能性もあります。
皆様におかれましては、日々安全運航に心がけて頂いているところですが、このような状況を踏まえ、改めて安全運航のため、離着陸前における「飛行場の状態に関する情報」の入手にご留意頂けますようお願いいたします。
○安全情報についての問い合わせ
航空局安全部安全政策課 電話:03-5253-8111(内線51516)
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国土交通省 航空局 安全部安全政策課
MAIL:hqt-kogataki@mlit.go.jp
TEL:03-5253-8111
小型航空機安全対策係(内線50135)
特定操縦技能審査担当(内線50136)
~Twitter始めました~
https://twitter.com/mlit_kogataki
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